ISO食品安全通信第13号

ISO食品安全委員会です。
本日の食品安全通信は「食品安全専門人材育成のための宿泊研修」についてです。
学外施設を訪問し、学外専門家の講義、工場見学、食品微生物検査実習等を体験する宿泊研修プログラムを準備しています。

管理栄養学部は「ISO220000:食品安全マネジメントシステム」の認証を取得しています。
ISO食品安全委員会(岸本 高田 福岡 上田)は認証取得を機に、食品安全専門人材育成の教育プログラムを開発してきました。
このたび、現カリキュラムの5科目(食品微生物学・給食管理・給食管理実習・給食経営・衛生管理システム)に、
国内宿泊研修プログラムを加えることとしました。

食品産業界では商品開発や品質保証、品質管理、衛生管理等の業務を担う人材の養成が強く望まれています。
将来、食品企業への就職を目指す人はもちろん、管理栄養士として病院や福祉施設、給食サービスに進む予定の人にとっても貴重な機会です。
すべての研修先で綿密な打ち合わせを行い、オリジナルの研修プログラムができました。


日程は2025年3月4日(火)~7日(金) の3泊4日です。
研修費用は9万円代に抑えられるよう現在調整中
です。
(現地集合・解散になりますので自宅からの交通費、1~3日目の食費などは研修費用に含みません)

3名の教員が引率する予定です。

参加者募集は9月下旬になります。
期の履修ガイダンス(9/9月ないし9/10火)で詳しい案内をしたいと考えています。

研修に参加できる人数は、16~24名です。管理栄養学部の1~4年生を対象に募集しますが、
進路について真剣に考える時期の2年生に参加を勧めます。
応募者多数の場合は上位学年を優先し、同学年で選抜する際には成績上位者を優先します。

概要です。
1日目:現地集合(10:30ころ)
    ㈱味の素食品 川崎工場(川崎市川崎区鈴木町1-1)    
     工場見学(3工場)・品質管理課見学
     社食でランチ・品質保証に関する講義ほか
    PM:貸切バスで横浜へ
    横浜浜検疫所(横浜市中区新港一丁目6番1号 よこはま新港合同庁舎6階)
           検疫所説明と検査センター見学
       <横浜泊:アパホテル&リゾート横浜ベイタワー>
2日目:貸切バスで東京へ
    AM/PM 東京顕微鏡院(東京都中央区豊海町5-1 豊海センタービル4F) 
     食品微生物検査技師実技研修会(1日目)     
     検査試料(食品および環境試料)調製・サンプリング
      一般生菌、大腸菌・大腸菌群および黄色ブドウ球菌検査の培養
    貸切バスで新習志野へ 
   <新習志野泊:トーセイホテル&セミナー幕張>
3日目 :新習志野駅から電車移動(約1時間)
    AM:富士産業㈱ 東京事業部(東京都港区浜松町1-10-14
住友東新橋ビル3号館8F)
     ワークショップ(病院給食における安全衛生)
    公共交通機関で移動(約40分)
    PM:東京顕微鏡
      食品微生物検査技師実技研修会(2日目)  
      24時間培養後のシャーレ等の判定・計測・確認試験
      分離培地上の病原菌の集落や確認培地での生化学的性状を観察
      【修了証授与】・・・実技研修の修了証書が授与されます。
    公共交通機関で新習志野へ
    23時 トーセイホテル&セミナー幕張ホテル集合 
    貸切バスで移動(15分)
     24~26時 ㈱京樽 船橋工場(千葉県船橋市高瀬町24−10)
           寿司工場見学
    <新習志野泊:トーセイホテル&セミナー幕張>
4日目:徒歩移動(荷物はホテル預かり)
     AM/PM イカリ消毒技術研究所(習志野市)
       有害生物管理に関する説明 研究所見学 
   現地解散(15時ころ)

以上です。多くの皆さんの参加応募を期待しています。