ISO食品安全通信 第15号

ISO食品安全通信 第15号

理栄養学部の先生方
管理栄養学部の学生のみなさん

ISO食品安全委員会です。
本日の食品安全通信は「第2回サーベイランス審査」
についてお話しします。

9月25日(水)9:00~17:30、給食経営管理実習室(611)および同研究室にて

(一財)日本科学技術連盟ISO審査登録センターの審査員によるFSMS第2回サーベイランス審査が行われました。

 

ISO22000認証は、3年間が有効期限です。

3年間は有効ですが、”1年ごと”にも行われるのがサーベイランス審査です。
審査機関によっては維持審査という呼ばれ方をすることもあります

サーベイランス審査で確認するのは、規格の要求事項が満たせているかどうか、仕組みが上手く活用できているかどうかということです。

例えば、
・前回の審査(登録、維持、更新)の時に発見した問題点は改善されているか?
・食品安全に関するクレームは発生していなかったか?
・クレームが発生していた場合はどのような対応を取ったのか?
・内部監査ではどのような問題点が発見され、どう改善したのか?
といったような内容が確認されます。

全く見直す必要がない完璧な仕組みを作るのは非常に難しいです。
ですので、自分たちで問題点を見つける内部監査だけでなく、第三者の目でチェックしてもらって問題点を探し、改善をすることが求められます。

(ISOコム株式会社ホームページより引用)

 

今回のサーベイランス審査では、食品安全チーム(食品安全委員会)の5名(岸本、高田、福岡、上田、大野吉)に対し

食品安全専門人材の教育および給食管理実習が、ISO22000:2018文書の要求事項を継続して満たしていること、

及び有効性(期待される成果、意図する成果の達成に向けた活動状況を含む)の確認が行われました。

トップマネージャー(FSMS管理者)へのインタビュー、各メンバーへのインタビューに加え、

文書管理が適切になされているか文書類のチェック、給食管理実習室の視察・点検等が行われました。

 

その結果、「不適合はなく、マネジメントシステムは有効である」との実地審査報告書を発行いただきました。

報告書には「観察事項票」が添付され、“特に良好な点”(〇)が、2つ、

“懸念される状況”又は“改善の機会”(△)である点が2つ示され、

①次亜塩素酸Na の残数管理文書記録が不徹底だった点、②CCPプラン等の文書の記載方法が不統一だった点

が(△)として指摘されましたが、いずれも文書管理に関する指摘事項でした。

来年度の更新審査にむけて、指摘事項の修正、是正を行います。

内容について、詳しく知りたい方は、遠慮なく食品安全チームまでおたずねください。


環境衛生学研究室 岸本 満
食教育学研究室 髙田 尚美
給食経営管理研究室 福岡 恩 上田 和世
食品安全チーム 大野 吉孝

 


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