ISO食品安全通信第17号


 ISO食品安全委員会です。
本日の食品安全通信は「内部監査」についてお話しします。

 ISO食品安全委員会では定期的に内部監査を実施しています。
内部監査は、計画・準備・実施・評価・報告・改善の手順で行われます。

 12月には、給食管理実習について内部監査を行いました。

 内部監査員は給食管理実習中の様子を観察したり、学生や担当している教員にインタビューを行ったり、
作成された文書を確認したりし、ISO22000食品安全マネジメントシステム(FSMS)の要件を満たしているかを評価するための情報を収集しました。

 情報収集の例には、手洗い施設での学生の手洗い状況の確認の際に、適切な手洗いができる環境となっているか、
手洗いの状況を把握するカメラは学生の指導に使用きる映像の録画ができているかの確認や、
鶏肉について納入時・保管時・調理時・喫食までの温度  管理や取り扱い状況を教員にインタビューしたり、
提供している給食のトレーサビリティに関する帳票類を確認したりなどがあります。
 
 監査結果は分析後、FSMSの効果性や適用性を評価したものを報告書にまとめます。
今回の監査結果に不適合はありませんでしたが、より適切な運用を行うために、報告書に基づき、ISO食品安全委員会会議で改善策の検討を行います。

 内部監査の実施は、安全な給食を提供することや学生が安全な給食を提供するための食品安全専門人材育成に寄与しています。
 

環境衛生学研究室 岸本 満

食教育学研究室 髙田 尚美

給食経営管理研究室 福岡 恩 上田 和世
食品安全チーム 大野 吉孝