今回のISO食品安全通信は、3月4~7日に実施した
「第1回食品安全専門人材国内研修旅行」の報告です。
この研修は、3年生5名・2年生19名、計24名の学生が6か所の研修先で見学と実習・演習を行いました。
1日目の最初は味の素食品川崎工場の見学です。ほんだしやCookDoの製造工程の見学に加え、品質管理課の業務について講義を受けた 後、特別に官能検査・微生物検査・理化学検査の検査室も見学させていただきました。社員食堂で昼食を摂らせていただいたり、売店で味の素食品やグッズを購入したりしました。
その次の見学先は、横浜検疫所です。横浜検疫所で行われている業務内容について学んだ後、食品微生物、遺伝子組み換え食品、残留農薬、有害有毒物質などを検査する5つの検査区分を見学しました。
2日目は東京顕微鏡院での一日実技研修です。この日作成した培地や食品試料液を使用し、混釈培養法・塗抹培養法・画線培養法などの微生物検査の準備をしました。
3日目は最初に富士産業で病院給食における安全衛生のためのワークショップです。この日のワークショップに向けて、事前に富士産業の講師の方達に大学に来ていただきワークショップの前半を実施していました。昼食は、実際に提供されている給食用食品バイキングで選び、給食経営管理についての説明を聞きながら食べました。
その後、東京顕微鏡院で、前日に準備した24時間培養後のシャーレ等の判定・計算・確認試験を行ったり、分離培地上の病原菌の集落や確認培地での生化学的形状を観察したりと、ここでもこの研修だからこその経験をしました。
この日の夜は、深夜24時から26時までの京樽船橋工場でのお寿司製造見学です。身支度や手洗いなどの衛生管理を実践して搬入から調理・搬出までの工場見学をした後、この工場で調理されたお寿司を食べながら多くの質問に回答をいただきました。
4日目はイカリ消毒技術研究所です。有害微生物管理に関する講義を聞いた後、研究所を見学させていただいたり、新人研修で使用するエリアで有害微生物を理解するための演習を体験しました。
参加した学生からは、「今回の国内研修では大学の講義を聴いているだけでは得られない学びや体験をさせていただきました。」
「実際の現場での工夫や取り組みを知ることができる実践的な内容が数多く盛り込まれており、管理栄養士としての視野が広がるとても貴重な経験となりました。」
など多くの感想が寄せられています。
学生からの報告は、学部ホームページの活動の報告に写真入りでアップしていきます。現在、№1と №2と№3がアップされています。
今後も報告が続きますので、ぜひご覧ください。